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JAXA宇宙飛行士によるISS長期滞在

野口聡一宇宙飛行士

野口宇宙飛行士、ソユーズ宇宙船(21S)の移動飛行に備えた準備やICSを介した交信イベントなどを実施(2010年5月 6日)

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ソコル宇宙服のリークチェックを行う野口宇宙飛行士(提供:NASA)

4月30日、野口宇宙飛行士は、水再生システム(Water Recovery System: WRS)のメンテナンスとして、尿処理装置(Urine Processor Assembly: UPA)のフィルタ交換作業を行いました。

5月1日、野口宇宙飛行士は、プログレス補給船(37P)のドッキングに備えて「デスティニー」(米国実験棟)と「きぼう」日本実験棟、キューポラの窓カバーを閉じる作業を行いました。

ロシアのクルーがプログレス補給船(37P)のドッキングに関わる作業を行う間、野口宇宙飛行士は、トレーシー・カードウェル、ティモシー・クリーマー両宇宙飛行士とともに、「きぼう」と「コロンバス」(欧州実験棟)の掃除を行いました。

5月2日は、休暇を取り、軽めの作業を行い過ごしました。

5月3日、オレッグ・コトフ、クリーマー両宇宙飛行士とともに、米国時間5月12日に予定されているソユーズ宇宙船(21S)のドッキングポート変更に備えて、ソコル宇宙服のリークチェック(気密点検)を行いました。米国時間5月12日、野口宇宙飛行士ら3名のクルーは、ソコル宇宙服を着用してソユーズ宇宙船(21S)に乗り込み、「ザーリャ」(基本機能モジュール)の下部のポートから分離後、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)後方にソユーズ宇宙船(21S)を再びドッキングさせる予定です。

ソユーズ宇宙船(21S)の移動は、5月15日に打ち上げられる予定のSTS-132(ULF4)ミッションで運ばれるロシアの小型研究モジュール1(Mini-Research Module 1: MRM1)のドッキングポートを空けるために行われます。MRM1は、ザーリャの下部に恒久的に結合されます。

5月4日、野口宇宙飛行士は、アレクサンダー・スクボルソフ、ミカエル・コニエンコ両宇宙飛行士とともに、プログレス補給船(37P)で運搬された新しい線量計を取り付けたマトリョーシカ放射線計測実験装置を、「きぼう」船内実験室に移設する作業を行いました。

この日、野口宇宙飛行士は、4月23日にキューポラに運び込んだロボットアーム操作卓の設置作業の一環で、配線接続などを行いました。

5月5日、STS-132ミッションの準備として、R-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)時の写真撮影について、コトフ、クリーマー両宇宙飛行士とともに訓練を行いました。その他、ロボットアームを操作するクルーの足を固定するための足場をキューポラ内に設置する作業などを行いました。

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ICSを利用した交信イベントの様子

この日、野口宇宙飛行士は、衛星間通信システム(Inter-orbit Communication System: ICS)を介した筑波宇宙センター(TKSC)の「きぼう」運用管制室との交信イベントも行いました。

【ビデオライブラリ】ICSを利用した野口宇宙飛行士との交信イベント

5月6日は、「宇宙放射線と微小重力の哺乳類細胞への影響(Neuro Rad)」実験の終了に伴い、サンプルを化学的に処理し、冷凍する予定です。その他、STS-132ミッションで移送する物資のリストを確認する予定です。

※特に断りのない限り、日付は日本時間です。

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