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ドラゴン補給船運用2号機(SpaceX-2 Commercial Resupply Services flight2: SpX-2/CRS-2)は、米国中部夏時間2013年3月26日午前3時10分(日本時間2013年3月26日午後5時10分)、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)により「ハーモニー」(第2結合部)から取り外されました。その後、ドラゴン補給船運用2号機は放出ポイントに運ばれ、同3月26日午前5時56分(同3月26日午後7時56分)、SSRMSから放出されました。
ドラゴン補給船運用2号機は、日本時間3月26日にISSから取り外される予定でしたが、カプセル(与圧部)の予定着水域の天候が良くなかったため、1日延期されました。
ドラゴン補給船運用2号機は、ISS近傍から離脱するための軌道制御を行った後、米国中部夏時間3月26日午前10時42分(日本時間3月27日午前0時42分)に軌道離脱噴射を行い、大気圏に再突入しました。カプセル(与圧部)の太平洋への着水は、米国東部夏時間3月26日午後0時34分(日本時間3月27日午前1時34分)でした。
ドラゴン補給船運用2号機(SpaceX-2 Commercial Resupply Services flight2: SpX-2/CRS-2)は、米国東部標準時間2013年3月1日午前10時10分(日本時間2013年3月2日午前0時10分)にファルコン9ロケットにより、米国フロリダ州のケープカナベラル空軍基地40番射点から打ち上げられました。
なお、ファルコン9ロケットにより計画通りの軌道に投入された後、ドラゴン補給船運用2号機に4基あるスラスタ(小型のエンジン)・ポッドのうち3基が起動できず、太陽電池パドルが展開できないトラブルが発生しました。推進系の加圧ラインの異常が原因と推測され、地上からの対処の結果、1基のスラスタ・ポッドが復旧し、打上げから約1時間10分後に太陽電池パネルの展開に成功しました。その後、残りのスラスタ・ポッドの復旧にも成功し、国際宇宙ステーション(ISS)への接近運用が可能となりました。
SpX-2フライトでは、当初、打上げから約20時間後に、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)によるドラゴン補給船運用2号機の把持が行われる計画でしたが、このトラブルの影響により約1日延期されました。
ドラゴン補給船運用2号機は、米国中部標準時間2013年3月3日午前4時31分(日本時間2013年3月3日午後7時31分)にSSRMSにより把持され、同日午前7時56分(同日午後10時56分)にISSへ結合されました。その後、同2013年3月3日午後0時14分(同2013年3月4日午前3時14分)にカプセル(与圧部)のハッチが開けられ、クルーがカプセル(与圧部)内に入室しました。
SpX-2フライトは、SpaceX社のドラゴン補給船運用2号機を打ち上げて、ISSの「ハーモニー」(第2結合部)下方に結合させ、ISSに補給物資を運搬および物資の回収を行うミッションで、ドラゴン補給船としては4度目のフライトになります。
SpX-2フライトでは、約544kgの補給品をISSに運搬し、約1,043kgの実験成果やISS関連機器などを回収しました。
ISSに運ばれた物資には、以下に示すJAXA関連の実験の試料や機材が含まれます。
また、帰還時には、以下に示すJAXA関連の実験の試料や機材と物品がISSから回収されました。
打上げ日時 | 2013年3月2日午前0時10分(日本時間) 2013年3月1日午前10時10分(米国東部標準時間) |
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射場 | ケープカナベラル空軍基地 40番射点 |
使用ロケット | ファルコン9ロケット5号機 |
重量 | 搭載品合計約544kg |
SSRMSによる把持日時 | 2013年3月3日午後7時31分(日本時間) 2013年3月3日午前4時31分(米国中部標準時間) |
ISSへの結合日時 | 2013年3月3日午後10時56分(日本時間) 2013年3月3日午前7時56分(米国中部標準時間) |
SSRMSによる 取外し日時 |
2013年3月26日午後7時56分(日本時間) 2013年3月26日午前5時56分(米国中部夏時間) |
ISS離脱日時 | 2013年3月27日午前0時42分(日本時間) 2013年3月26日午前10時42分(米国中部夏時間) |
太平洋への 着水日時 |
2013年3月27日午前1時34分(日本時間) 2013年3月26日午後0時34分(米国東部夏時間) |
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