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シグナス補給船運用5号機は、日本時間6月14日午後10時30分(米国中部夏時間6月14日午前8時30分)、国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)から放出され、ISSを離脱しました。この後、シグナス補給船運用5号機は飛行しながらSaffireと呼ばれる実験などを行って、そのデータや高画質画像を地上に送信し、米国時間6月22日に軌道離脱噴射を行って大気圏に再突入し、安全に燃焼廃棄されました。
シグナス補給船運用5号機(OA-6*)ミッションは、オービタルATK社(Orbital ATK Inc.)のシグナス補給船を打ち上げ、国際宇宙ステーション(ISS)の「ユニティ」(第1結合部)に結合させ、物資を補給するフライトです。
今回も飛行再開フライトであった前回のOA-3ミッションに引き続き、米国で打上げ実績のあるUnited Launch Alliance (ULA) 社のアトラスVロケットで、フロリダ州ケープカナベラル空軍基地の射点から打ち上げられます。
なお、シグナス補給船のISSへのランデブ・結合方法には、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式が採用されています。ISSに接近したシグナス補給船は、「きぼう」日本実験棟船内実験室に搭載されている近傍通信システム(Proximity Communication System: PROX)を介してISSとデータ通信を行います。
JAXAは、OA-6のISSへの接近やISSからの離脱時に、PROXの稼働状況を確認し、PROXの動作を確実に保つことによりOA-6の運用を支援します。
OA-6ミッションでは、食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器などをISSに運びます。
JAXA関連の主な搭載品は、以下です。
打上げ日時 | 2016年3月23日午後0時05分(日本時間) 2016年3月22日午後11時05分(米国東部夏時間) |
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射場 | 米国フロリダ州ケープカナベラル空軍基地 Space Launch Complex-41射点 |
使用ロケット | アトラスV ロケット |
重量 | 搭載品合計約3,513kg |
SSRMSによる 把持日時 |
2016年3月26日午後7時51分(日本時間) 2016年3月26日午前5時51分(米国中部夏時間) |
ISSへの 結合日時 |
2016年3月26日午後11時52分(日本時間) 2016年3月26日午前9時52分(米国中部夏時間) |
ISS分離日時 | 2016年6月14日午後10時30分(日本時間) 2016年6月14日午前8時30分(米国中部夏時間) |
再突入日 | 2016年6月22日午後10時29分頃(日本時間) 2016年6月22日午前8時29分頃(米国中部夏時間) |
OA-6は、「ユニティ」(第1結合部)の地球側ポートに結合されます。
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