国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(9S)
9Sミッションでの打上げ物資
9Sミッションでは、重量150kg、以下の品物を運ぶ予定です。
ロシアの酸素生成装置(エレクトロン)の修理用部品などのロシアの29品目(エレクトロン用の酸素・水素ガス分析装置やバルブなどの予備部品、ロシアの予備のトレッドミルBD-1(制振装置付きトレッドミルに取り付けて使用)、ロシアの実験ペイロードなど)、欧州宇宙機関(ESA)の実験装置4品目(Cardiocog、Neurocog、ETD(Eye
Tracking Device))、米国の42品目(米国製宇宙服(EMU)のグローブ、CD、PDA、クルーの個人用品、放射線測定具など)が含まれます。
また、少量の食料と水を運搬します。
8Sミッションでの回収物資
帰還時には、ロシア、NASA、日本、ESAの以下の機器がISSからソユーズ宇宙船(8S)で回収されます。
2004年8月11日にプログレス補給船(15P)で打ち上げられてISS上で実験が行われていたJAXAのタンパク質結晶実験を載せたGCF(Granada
Crystallization Facility)が回収されます。
また、2004年8月3日の船外活動(EVA)で回収したPlatan-MとSKK-2実験装置および、レーザ反射器(Laser
Retro Reflector: LRR)1個(LRR #3)が回収されます。
NASAの主要回収品目としては、空気のサンプル(DST(dual
sorbent tubes)、FMKバッジ)、飲料水・凝縮水のサンプル、個人線量計、故障して交換されたEMUポンプなどが回収されます。
その他、個人の品物・記念品、ロシアの実験装置などが回収されます。
最終更新日:2004年10月12日
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