国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(9S)
ロシア連邦宇宙局(FKA)と米国航空宇宙局(NASA)によれば、2004年4月から国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた第9次長期滞在クルー2名と、第10次長期滞在クルーと共に日本時間2004年10月14日に打ち上げられ、短期間の滞在を終えたロシアの訪問クルー1名の計3名が、ISSにドッキングしていたソユーズ宇宙船(8S)にて、同10月24日午前9時36分に、カザフスタン共和国に無事着陸しました。 なお、JAXAの第4回高品質タンパク質結晶生成実験の試料がクルーとともに帰還しました。 9Sフライトは、スペースシャトル「コロンビア号」の事故のため飛行が延期されているスペースシャトルの代わりとして長期滞在クルーの交代を行うとともに、新しいソユーズ宇宙船をISSに届ける(*)ミッションです。 ISSへ打ち上げられるソユーズ宇宙船の打上げとしては9回目、ソユーズ宇宙船の交換フライトとしては8回目となります。また、ソユーズ宇宙船によるISS長期滞在クルーの交代は、6S、7S、8Sミッションに次いで4回目です。
ソユーズTMA-5宇宙船(9S)で打ち上げられた第10次長期滞在クルー(リロイ・チャオ宇宙飛行士、サリザン・シャリポフ宇宙飛行士)と訪問クルー(タクシークルー)であるロシアのユーリ・シャーギン宇宙飛行士は、打上げから2日後にISSにドッキングします。そしてISSに滞在していた2名の第9次長期滞在クルーとユーリ・シャーギン宇宙飛行士は、2004年4月からISSに結合しているソユーズTMA-4宇宙船(8S)に搭乗し地球に帰還します。ソユーズTMA-5宇宙船は、約190日間ISSに結合させておく予定です。
最終更新日:2004年10月24日
|