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NASAステータスレポート
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飛行12日目
STS-112NASAステータスレポート#22
ミッションコントロールセンター
2002年10月18日(金) 午前6時00分(米国中部夏時間)
2002年10月18日(金) 午後8時00分(日本時間)

 

国際宇宙ステーション(ISS)の主なトラスである2番目のトラス(S1トラス)を運び、これを取り付けるための3回の船外活動を終えたスペースシャトル「アトランティス号」は、450万マイル(約720万km)以上の飛行後、本日、NASAケネディ宇宙センター(KSC)に着陸する予定です。

アトランティス号がKSCに着陸するチャンスは2回あります。1回目は、軌道離脱噴射を米国東部夏時間10月18日午前9時36分(日本時間10月18日午後11時36分)に行い、10月18日午前10時44分(同10月19日午前0時44分)に着陸します。2回目は、軌道離脱噴射を10月18日午前11時16分(日本時間10月19日午前0時16分)に行い、10月18日午後12時21分(同10月19日午前2時21分)に着陸します。天気予報によれば、着陸時の天候は良好で、雲はまばらで視界は良好、風速は10ノット(秒速約5m)とのことです。

バックアップ着陸地点のカリフォルニア州エドワーズ空軍基地は、本日は着陸の支援をする予定はありません。アトランティス号には10月22日まで軌道上にとどまることができる十分な消耗品が積まれています。

アトランティス号クルーのコマンダーのジェフリー・アッシュビーとパイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のデイヴィッド・ウルフ、サンドラ・マグナス、ピアース・セラーズ、ロシアの宇宙飛行士フョードル・ユールチキンは、10月18日午前2時25分(同10月18日午後4時25分)に、Suzy Boggussの"Someday Soon"で起床しました。この曲は、アッシュビーのために彼の妻から贈られたものです。

軌道離脱のための準備は10月18日午前5時40分(同10月18日午後7時40分)頃に始まりました。ペイロードベイ(貨物室)のドアは10月18日午前6時56分(同10月18日午後8時56分)に閉じられる予定です。

アトランティス号から約3,000マイル(4,827km)の位置で、ISSの第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスコマンダーのペギー・ウイットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフ)は、宇宙滞在135日目を迎えました。クルーは、現在ISSにあるソユーズ宇宙船の交換を目的に今月終わりに到着する予定のソユーズ・タクシー・クルーを待っています。第5次長期滞在クルーは11月10日以降に打ち上げられる予定のスペースシャトル「エンデバー号」(STS-113)で第6次長期滞在クルーと交代し、地球へ帰還する予定です。

アトランティス号がISSにドッキングしていた1週間の中で、アトランティス号は2回のリブースト(軌道の引き上げ)を行い、軌道高度は約6マイル(約9.7km)上昇しました。また、「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)の後方にドッキングしている無人のプログレス補給船のエンジンを用いたリブーストが本日午前3時25分(同10月18日午後5時25分)に行われました。このリブーストは、ISSの軌道高度をさらに6.9マイル(約11km)上昇させ、新しいソユーズ宇宙船(5S)の到着に備え軌道を調整するために行われました。リブースト後のISSの平均軌道高度は、249マイル(約401km)になったと予想されます。

アトランティス号が予定通り着陸すると、クルーは10月19日午後(同10月20日午前)にヒューストンのNASAジョンソン宇宙センター(JSC)に戻る予定です。

次のSTS-112ステータスレポートは着陸後、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-22.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月21日

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