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飛行12日目
国際宇宙ステーション(ISS)に新しいトラスを取り付けて、軌道上の滞在クルーに補給を行い、450万マイルの飛行を終えたスペースシャトル「アトランティス号」は、昼前のフロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)に滑空して着陸しました。 天候が多少懸念された中、コマンダーのジェフリー・アッシュビーの操縦で、米国中部夏時間10月18日午前10時44分(日本時間10月19日午前0時44分)にケネディ宇宙センターへ、スペースシャトルの60回目となる着陸を行いました。軌道離脱噴射は、その約1時間前にインド洋の南西部上空で行われ、高速での再突入・着陸のために、スペースシャトルを軌道から降下させました。 アトランティス号の地上軌跡は、フロリダ西海岸のタンパ(Tampa)の南を通過する前に中央アメリカ、キューバ西部を横切りました。アッシュビーは、アトランティス号を高度50,000フィート(約15,240m)で手動操縦に切り替え、重さ200,000ポンド(約90.6トン)のアトランティス号を290度右旋回させ、33番滑走路への進入角度にあわせました。 一方、ISS内では、第5次長期滞在クルーがアトランティス号のクルーによって運ばれてきた荷物の荷ほどきや補給品の収納を続けつつ、アトランティス号が安全な着陸を行うのを見届けました。コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスコマンダーのペギー・ウイットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフは、宇宙滞在135日目(ISS滞在133日目)を迎えました。 ISSへの次の訪問者はソユーズ・タクシー・クルーの3人であり、今月末に新しい緊急帰還用の宇宙機をISSに届ける予定です。第5次長期滞在クルーは、11月10日以降に打ち上げられる予定のスペースシャトル「エンデバー号」で帰還する予定です。エンデバー号は、新たなトラスを運搬すると共に、第6次長期滞在クルーをISSに運びます。 アトランティス号は、本日遅くには格納庫内へ運ばれて、2003年3月に予定されている次のISSへのミッション、STS-114の準備を開始します。 アトランティス号の6人のクルーは、10月18日午後4時(同10月19日午前6時)頃にNASA TVでニュースコンファレンスに参加する予定です。ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センター(JSC)には10月19日に戻る予定です。これらの時間は変更される可能性があります。 次のISSステータスレポートは、10月25日に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-23.html 最終更新日:2002年10月21日
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