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NASAステータスレポート
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飛行11日目
STS-112NASAステータスレポート#20
ミッションコントロールセンター
2002年10月17日(木) 午前6時00分(米国中部夏時間)
2002年10月17日(木) 午後8時00分(日本時間)

 

昨日の国際宇宙ステーション(ISS)からの分離により、再び単独飛行に戻ったスペースシャトル「アトランティス号」とそのクル-は、明日、米国中部夏時間10月18日午前10時44分(日本時間10月19日午前0時44分)に地球に帰還するため、本日はオービタを帰還が可能な状態に準備する作業に集中します。天気予報によれば、明日の米国の南東部の天気は非常に良好な状況であり、快晴で弱い風と予想されています。

アトランティス号を宇宙船から飛行機に変える最初のステップは、オービタが上層大気に突入してから着陸するまでの間に必要となる空力翼のテストを行うことです。本日はその他に、アトランティス号の機首と尾部のスラスタの噴射テストが行われました。このスラスタは、デオービットバーン(軌道離脱噴射)終了後から高度40万フィート(約122km)以下に降りるまでの機体の姿勢制御に使われます。

アトランティス号のコンピュータは、大気圏突入から着陸までの間に、気圧が規定値に達するたびに何段階かに渡ってこれらのジェットを計画的に停止していきます。

コマンダーのジェフリー・アッシュビー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のデイヴィッド・ウルフと、サンドラ・マグナス、ピアース・セラーズ、ロシアの宇宙飛行士フョードル・ユールチキンは、明日のフロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への帰還に備えて本日は機器や補給品、個人の品物などの収納を行います。

本日の午前11時46分(同11月18日午前1時46分)には、クルーたちはミッションの成功についてAPラジオネットワーク、セントルイスのKMOXラジオ、インジアナポリスのWISH-TVからのインタビューに応える予定です。このインタビューはNASA TVで中継されます。

スペースシャトルの後方、約193km離れた所で、ISSの第5次長期滞在クルーのコマンダーであるワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスコマンダーのペギー・ウイットソン、ロシアの宇宙飛行士セルゲイ・トレシェフは、次の訪問者の到着の準備をしています。ソユーズ宇宙船のクルーは今月末にISSに到着する予定です。このソユーズクルーは、現在ISSに設置され、軌道上で認定されている寿命に近づいたソユーズ宇宙船に乗り換えて地球に戻ります。

アトランティス号のクルーは、軌道上での最後の1日を、10月17日午前2時18分(同10月17日午後4時18分)にミッションコントロールセンターからのウェイクアップ・コールで開始しました。ウェイクアップ・コールの曲は、Natalie Merchantの"These are the Days"でセラ-ズの奥さんからのリクエストによるものでした。

アトランティス号のクルーは、午後6時30分(同10月18日午前8時30分)には就寝する予定です。クルーは、10月18日午前2時16分(同10月19日午後4時16分)に起床し、着陸の準備を開始する予定です。

次のSTS-112ステータスレポートは、10月17日午後(同10月18日午前)に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-20.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月18日

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