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飛行10日目
感動的な別れの後、スペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーはハッチを閉め、1週間の共同運用を終えました。この共同運用では、約1,800ポンド(約810kg)の補給品やハードウェアのISSへの移送、重さ15トン(約13,600kg)、長さ45フィート(約14m)のS1トラスの取り付けが行われました。 ISSからの分離後、パイロットのパメラ・アン・メルロイは、アトランティス号をISSの周囲を部分的に周回(フライアラウンド)させました。他のクルーは、新たに追加された部分とISSの全体の様子を記録するため、カメラ撮影を行いました。米国中部夏時間10月16日午前10時(日本時間10月17日午前0時)に、最後の分離作業として彼女はアトランティス号のエンジンを噴射し、第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)のもとを去りました。第5次長期滞在クルーは、先週運ばれた多くの物資の片付け、11月初めに予定されているソユーズ宇宙船(5S)と5Sクルーの到着に備えた準備作業を続けています。 単独飛行となったアトランティス号では、10月18日に予定されている地球への帰還の準備に作業を集中させます。コマンダーのジェフリー・アッシュビーとメルロイ、フライトエンジニアのサンドラ・マグナスはアトランティス号の飛行制御システムの点検と、再突入と着陸に備えた姿勢制御用のRCSスラスタの試験噴射を行う予定です。また、クルー全員で、宇宙で10日間使用したカメラや備品、ハードウェアの梱包作業を行う予定です。 アトランティス号のクルーは10月17日午前2時16分(同10月17日午後4時16分)に起床し、軌道上での最後の1日で行うべき作業を始めます。フロリダ州のNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸は、10月18日午前10時44分(同10月19日午前0時44分)に予定されています。第5次長期滞在クルーは10月17日午前3時30分(同10月16日午後5時30分)に起床し、近いうちにISSを訪れる予定のソユーズ宇宙船(5S)とスペースシャトル「エンデバー号」を支援するため、通常シフトよりも少し遅く始まるシフトに慣れていきます。 次のステータスレポートは10月17日朝(同10月18日夜)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-19.html 最終更新日:2002年10月17日
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