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NASAステータスレポート
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飛行10日目
STS-112NASAステータスレポート#18
ミッションコントロールセンター
2002年10月16日(水) 午前6時00分(米国中部夏時間)
2002年10月16日(水) 午後8時00分(日本時間)

 

1週間の有益な作業を終え、スペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーはお互いに別れを告げ、米国中部夏時間10月16日午前8時13分(日本時間10月16日午後10時13分)に予定されているアトランティス号の分離に備えて、ハッチを閉めました。

ISSからの分離後、アトランティス号はISSから450フィート(約137m)の距離まで離れ、その後、新しいS1トラスが取り付けられたISSの周囲を少なくとも半周回(フライアラウンド)する予定です。そして10月16日午前10時(同10月17日午前0時)にISSの軌道から離脱し、10月18日午前10時45分(同10月19日午前0時45分)に予定されているフロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸に備えます。第5次長期滞在クルーは、S1トラスを鏡写しにしたようなP1トラスを運ぶSTS-113ミッション(エンデバー号)で11月に地球に帰還する予定です。

アトランティス号は、約1,800ポンド(約810kg)の補給品や実験装置をISSに運び、ほぼ同じ重さの荷物を地球に持ち帰ります。また、重さ約15トン(約13,600kg)、長さ45フィート(約14m)のS1トラスを運びました。トラス構造物は外側に伸びて、最終的には356フィート(約108m)の長さになる予定です。
(訳注:米国の1トンは、メートル法の0.907トンに相当します)

S1トラスは、3回の船外活動で合計19時間以上かけて取り付けられました。この作業には、S1トラスとISS間の電力、データ配線および、アンモニア配管の接続、アンテナの展開、テレビカメラの取り付け、トラスのレール上を移動するための人力で移動するCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートの準備、S1トラスの3つの大きなラジエータの準備、流体配管への着脱コネクター(Quick Disconnect:QD)の取り付け作業が含まれます。

今朝遅くに、アトランティス号では上層大気の水酸基を測定するSHIMMER(Spatial Heterodyne Imager for Mesospheric Radicals)実験装置が起動され、実験が行われる予定です。水酸基は化学反応でオゾンを破壊し、広い高度範囲の水蒸気や温度を測定するのに役立ちます。

アトランティス号とISSのクルーは、10月16日午前2時52分(同10月16日午後4時52分)に、ミッションコントロールセンターからの音楽で起床しました。その曲は、パイロットのパメラ・アン・メルロイのために彼女の夫クリスから贈られた、Alan Parsons Projectの" Prime Time"でした。

次のステータスレポートは10月16日夕方(同10月17日朝)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-18.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月17日

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