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NASAステータスレポート
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飛行9日目
STS-112NASAステータスレポート#17
ミッションコントロールセンター
2002年10月15日(火) 午後6時00分(米国中部夏時間)
2002年10月16日(水) 午前8時00分(日本時間)

 

1週間のチャレンジングな共同作業を終え、リラックスするために、スペースシャトル「アトランティス号」と国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、最後の夕食を一緒に楽しみました。また、明日のアトランティス号の分離と出発に備えた最終準備を行いました。

アトランティス号のコマンダーのジェフリー・アッシュビーと第5次長期滞在クルーでサイエンスオフィサーのペギー・ウイットソンは、ISSの「クエスト」(エアロック)の空調装置に保全作業用のキャップを取り付け、除湿装置を取り外して交換しました。この装置は、エアロック内の空気から余分な水分を除去するものであり、フィルターが目詰まりを起こして漏れを生じていました。この修理作業は、予定通り行われました。古い装置は回収するため、新しい装置を運んできたアトランティス号の同じ場所に収納されました。

物資の運搬状況を管理する担当者に任命されているサンドラ・マグナスは、アトランティス号からISSへの最後の補給品や装置の搬入作業を調整しました。また、アトランティス号で地球へ回収する物の梱包作業を行いました。合計で計1,800ポンド(約815kg)の補給品がISSに搬入され、同量の物がアトランティス号に回収される予定です。

双方のクルーたちは、米国中部夏時間10月16日午前2時46分(日本時間10月16日午後4時46分)に起床し、最後の出発準備を開始する予定です。クルーは、10月16日午前5時59分(同10月16日午後7時59分)に最後のお別れのセレモニーを行い、そして互いにハッチの反対側に集まり、ドアを閉める予定です。

ISSからの分離は、10月16日午前8時13分(同10月16日午後10時13分)を予定しています。その後、パイロットのパメラ・アン・メルロイはアトランティス号をゆっくりと移動させて、ISSから450フィート(約137m)の距離まで離れたところで、姿勢制御用のRCSスラスタを噴射させてゆっくりとISSの周囲を周回(フライアラウンド)させる予定です。その間、他のクルーたちがスチルカメラやビデオカメラで新しく追加されたS1トラスを撮影します。

ふたたび、第5次長期滞在クルーだけになったISSの滞在クルー(宇宙滞在131日、ISS滞在129日を経過)は、9月に到着したロシアのプログレス補給船(9P)からの荷下ろしや、11月に予定されているスペースシャトル「エンデバー号」で持ち帰る身の回りの品の梱包に作業を移行させます。エンデバー号は、週末にNASAケネディ宇宙センター(KSC)の射点へ移動しました。次にISSに取り付けられるP1トラスは、本日、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)に取り付けられました。

エンデバー号が到着する前に、第5次長期滞在クルーは地球から新しいロシアのソユーズ緊急帰還船(5S)で訪問するクルーを迎えます。このソユーズ宇宙船(5S)はカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から10月28日に打ち上げられる予定です。

次のステータスレポートは10月16日の朝、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-17.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月16日

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