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NASAステータスレポート
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飛行4日目
STS-112NASAステータスレポート#06
ミッションコントロールセンター
2002年10月10日(水) 午前5時00分(米国中部夏時間)
2002年10月10日(水) 午後7時00分(日本時間)

 

スペースシャトル「アトランティス号」のクルーと第5次長期滞在クルーは、本日、ISSの背骨となる次の要素、S1トラスを取り付ける準備を行います。そのため、国際宇宙ステーション(ISS)は再び軌道上の組立て作業現場となります。

第5次長期滞在クルーのペギー・ウィットソンとアトランティス号のクルーのサンドラ・マグナスは「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を用いて長さ45フィート(約13.7m)、重さ15トンのS1トラスを、米国中部夏時間10月10日午前5時30分(日本時間10月10日午後7時30分)頃から取り付ける予定です。同時に、宇宙飛行士のデイヴィッド・ウルフとピアース・セラーズは、S1トラスを起動するためデータ、電力ラインの接続作業を行う、(3回のうちの)1回目の船外活動の準備を行う予定です。午前9時40分(同午後11時40分)頃に「クエスト」(エアロック)から宇宙空間に出る予定で、外にいる間、2人は簡単に区別できるようになっています。ウォルフは赤のラインが取り付けられた宇宙服を、セラーズは何も付けない白のままの宇宙服を着ることになっています。

船外活動中、パイロットのパメラ・アン・メルロイは、ISSの内部から船外活動を行うクルーに指示やアドバイスを出すなどして、船外活動が予定通り進むようにします。アトランティス号のコマンダーのジェフリー・アッシュビーは、アトランティス号のロボットアームを操縦し、アームのTVカメラで記録撮影を行う予定です。

S1トラスをカナダアーム2でつかんだ後、マグナスとウィットソンは、最初のトラスであるS0トラスの右舷側の端にS1トラスを移動させる予定です。そこで、S1トラスは4つの遠隔操作されるボルトによって固定されます。S0トラスは2002年はじめのシャトルミッション(8A)でISSに運ばれたものです。

電力、データ、流体ラインの接続作業に加えて、ウォルフとセラーズは、S1トラスのラジエータを最適な冷却ができる方向に向けるため、帯状の固定具のロックをはずす予定です。彼らはまた、アンテナを展開し、CETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートの固定器具をはずします。CETAカートはトラスに沿って、船外活動を行うクルーや装置を運ぶために使われます。次の船外活動は10月12日に予定されており、引き続きS1トラスをISSに接続する作業が行われます。

S1トラスは、ISSに取り付けられる11個のトラスのうち3番目のものです。トラスは最後には端から端までで356フィート(約109m)の長さになり、4組の大きな太陽電池パドルを支える予定です。そのうちの1組はすでにISSのP6(左舷第6)トラス上に取り付けられています。トラスはまた、冷却用のラジエータを支持するほか、ロボットアームをISSの周りの組立てや保守を行う場所へ移動させることができる宇宙で最初の"線路"の役割も持っています。

本日の作業は、ヒューストンのミッション管制センター(MCC-H)からアトランティス号のクルーへの音楽で、午前3時(同10月10日午後5時)に起床して始まりました。その音楽は、マグナスのために彼女の家族から贈られた" medley of childhood songs"でした。第5次長期滞在クルーのコマンダーのワレリー・コルズンとウィットソン、ロシアの宇宙飛行士のセルゲイ・トレシェフも同じ時間にISSで起床しました。

クルーは今晩8時00分(同10月10日午前10時00分)に就寝する予定です。次のステータスレポートは10月10日午後5時(同10月11日午前7時)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-06.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年10月11日

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