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飛行3日目
米国中部夏時間10月9日午前11時51分(日本時間10月10日午前1時51分)に国際宇宙ステーション(ISS)とスペースシャトル「アトランティス号」の間のハッチが開かれ、ISSのクルーは宇宙空間にある彼らの居住地への最初の訪問者を歓迎しました。アトランティス号のクルーがISSに入ってきて第5次長期滞在クルーに挨拶すると、抱き合って笑顔を見せ、背中をたたいて笑う、意気揚々とした歓迎が起こりました。これより前に、10月7日午後2時46分(同10月8日午前4時46分)の打上げから始まった追跡の仕上げとして、コマンダーのジェフリー・アッシュビーの操縦で、アトランティス号は完璧なランデブを行い、午前10時17分(同10月10日午前12時17分)にISSにドッキングしました。 (ドッキングが無事完了したため、)すべての努力がS1トラスの展開と取り付けに備えて行われました。パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ISSコマンダーのワレリー・コルズン、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のデイヴィッド・ウルフ、ピアース・セラーズとロシアの宇宙飛行士のフョードル・ユールチキンは、10月10日の船外活動のための宇宙服の準備をしました。MSのサンドラ・マグナスとNASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソンは、新しいトラス構造物を所定の場所に動かすロボットアームの作業のレビューを行いました。フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフは、ISS訪問者のための安全ブリーフィングに参加しました。 10月10日にマグナスとウィットソンは「デスティニー」(米国実験棟)内から「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)を操作して、巨大なS1トラスを把持し、アトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、S0(エスゼロ)トラスの右舷端の位置まで動かす予定です。構造体が緩やかに結合した後、結合ボルトがしまって結合を強固にします。S1トラスがISSにしっかりと取り付けられると、船外活動クルーがISSから外へ出ます。 明日の船外活動から10月10、12、14日の3日間にわたるISSとスペースシャトルが結合した状態での船外活動が始まります。スペースシャトルとミールの経験を持つベテランのウォルフと宇宙飛行が初めてのセラーズが船外活動を行います。この船外活動の主要な作業は、S1トラスの取り付けと接続です。10月10日に行われる予定の6時間の船外活動において、ウォルフとセラーズはS1トラスとISS間の電力、データ、流体ラインを接続する予定です。カメラとアンテナ装置を取り付け、多数の打上げ時の固定器具を解放します。ウォルフは、船外活動のほとんどの期間、ロボットアームの先端に乗り、一方セラーズのほうは、自由に浮遊できる状態でトラス構造体の周囲を動く予定です。 今夜、クルーは午後6時46分(同10月10日午前8時46分)に睡眠を開始し、10月10日午前3時16分(同10月10日午後5時16分)に起こされる予定です。 次のステータスレポートは10月10日午前6時(同10月10日午後8時)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-05.html 最終更新日:2002年10月10日
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