|
||||||
飛行2日目
米国中部夏時間10月9日午前10時24分(日本時間10月10日午前12時24分)に予定されている国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに向けて、スペースシャトル「アトランティス号」はISSへの接近を続けており、アトランティス号のクルーは軌道上のISSとのドッキングの準備を行う1日を開始しました。 アトランティス号では、コマンダーのジェフリー・アッシュビー、パイロットのパメラ・アン・メルロイ、ミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のデイヴィッド・ウルフ、サンドラ・マグナスとピアース・セラーズおよびロシアの宇宙飛行士のフョードル・ユールチキンが、10月8日午前4時46分(同10月8日午後6時46分)にポール・マッカートニーとWingsの曲"Venus and Mars"で起床しました。この曲は、ウォルフに彼の妻のタミーから贈られたものです。 宇宙滞在18週目である、第5次長期滞在クルーのコマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、ロシア人宇宙飛行士のセルゲイ・トレシェフは、10月8日午前3時00分(同10月8日午後5時00分)に起床しました。アトランティス号のクルーは彼らにとって、6月以来初めての訪問者となります。ISSのクルーはアトランティス号とドッキングして作業を行う1週間に備えるために睡眠スケジュールをずらしています。 本日、アトランティス号のクルーは、ランデブとドッキングの準備として必要な工具の確認を主に行います。クルーは、ウォルフとセラーズによって10月10、12、14日に行われる、3回の船外活動で使われる宇宙服の準備も行う予定です。スペースシャトルのロボットアームの確認も行われ、S1トラスを含むペイロードベイ(貨物室)の検査をする予定です。 アシュビーがオービタをドッキングさせる際に役立つ、位置決め用のガイド装置であるセンターラインカメラを、本日午後にオービタドッキングシステムのハッチに取り付ける予定です。それからクルーは、ISSと最初に接触するドッキングリングを伸展させます。 ISSクルーは科学実験と定常的に行われている運動を続けています。ウィットソンは、10月10日の船外活動のために放射線モニタを行っています。10月10日にS1トラスがアトランティス号のペイロードベイ(貨物室)から持ち上げられた後、ウォルフとセラーズはS1トラスを、ISSに取り付ける船外活動作業を行う予定です。ウィットソンは、10月10日に、放射線モニタ用のバッジのデータ読取り装置を起動し、船外活動前のバックグラウンド放射線の読み込みを行う予定です。 本日午後6時30分(同10月9日午前8時30分)頃、アトランティス号のクルーは、8時間の睡眠に入る予定です。 次のステータスレポートは10月8日午後5時(同10月9日午前7時)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-112/sts-112-02.html 最終更新日:2002年10月9日
|