国際宇宙ステーション(ISS)へのスペースシャトルミッションで実施する作業には、宇宙船内でおこなう作業と宇宙船外でおこなう作業があります。宇宙船内の作業はISS内でおこなうものと、スペースシャトル内でおこなうものがあります。宇宙船外でおこなう作業(船外活動)についてはこちらをご覧ください。
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ISS内でおこなう主要な作業 |
- ISSのロボットアームでエアロックをスペースシャトルの貨物室から取り出し、ISSの取り付け場所(ユニティの右舷)へ取付ける。
- ISSのロボットアームで高圧ガスタンク(HPGT)を貨物室から取り出し、エアロック上の取付け場所で待機する船外活動クルーに引き渡す(ハンドオフ)。
- エアロックの起動および内部の整備作業
- 船外活動実施時にクルーロックのみを減圧できるようにするため、ユニティとの結合部に取り付けられていたエアロック側のハッチをクルーロックとの結合部に移設する。(開発コストおよび打上げ重量を削減するためにハッチを軌道上で転用する。)
- 宇宙服とエアロックを接続して電力、水、酸素が正常に供給され、通信機能が正常であることを確認する。
- エアロックの気密チェック
- 新しく開発したプレブリーズ方式の実証(デモンストレーション)
- ISSに取り付けたばかりのエアロックから初めて実施する、第3回船外活動のための準備作業
- IMAX-3D船内カメラによる撮影
- ISS内の機器の修理・交換
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シャトル内でおこなう主要な作業 |
- シャトルのロボットアームにクルーを乗せて移動させたり船外活動状況を撮影したりして船外活動を支援する。
- ミッドデッキに搭載した物資のISSへの搬入
- スペースシャトルからISSへの酸素、窒素ガスの補給
- リブースト
- IMAX-3D船外カメラによる撮影
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