国際宇宙ステーションのクルー交代/ソユーズ宇宙船交換ミッション(12S)
2005年10月から国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在していた第12次長期滞在クルー2名と、第13次長期滞在クルーとともに打ち上げられ短期間の滞在を終えた訪問クルー(タクシークルー)1名を乗せたソユーズTMA-7宇宙船(11S)が、日本時間4月9日午前8時48分、カザフスタン共和国に無事着陸しました。なお、JAXAの3次元フォトニック結晶生成実験の実験装置と、高品質タンパク質結晶生成実験の実験装置もクルーと共に帰還しました。第12次長期滞在クルーの宇宙滞在期間は約190日でした。
12Sフライトは、長期滞在クルーの交代を行うとともに、新しいソユーズ宇宙船を国際宇宙ステーション(ISS)に届ける(*)ミッションです。 ISSへ打ち上げられるソユーズ宇宙船の打上げとしては12回目、ソユーズ宇宙船の交換フライトとしては11回目となります。また、ソユーズ宇宙船によるISS長期滞在クルーの交代は、6S、7S、8S、9S、10S、11Sミッションに次いで7回目です。 *:ISSには、長期滞在クルーの緊急帰還船として、ソユーズ宇宙船を常時ドッキングさせておく必要がありますが、ソユーズ宇宙船の軌道上運用寿命は200日間であるため、半年毎に新しいソユーズ宇宙船と交換する必要があります。
日本時間2006年3月30日にソユーズTMA-8宇宙船(12S)で打ち上げられた第13次長期滞在クルー(パベル・ビノグラドフ宇宙飛行士、ジェフリー・ウィリアムズ宇宙飛行士)とブラジル宇宙庁のマルコス・ポンテス宇宙飛行士は、打上げから2日後にISSにドッキングしました。そしてISSに滞在していた2名の第12次長期滞在クルーとマルコス・ポンテス宇宙飛行士は、2005年10月からISSに結合しているソユーズTMA-7宇宙船(11S)に搭乗し4月9日に地球に帰還しました。ソユーズTMA-8宇宙船は、約175日間ISSに結合させておく予定です。
最終更新日:2006年4月9日
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