12Sフライトでは、第13次長期滞在クル−とマルコス・ポンテス宇宙飛行士の計3名がソユーズ宇宙船でISSへ向かい、ISSに滞在していた2名の第12次長期滞在クル−とマルコス宇宙飛行士の計3名が帰還します。
ISSコマンダー/ソユーズ・コマンダー パベル・ビノグラドフ(Pavel Vinogradov) ロシア宇宙飛行士
1953年ロシアのマガダン生まれ。
エネルギア社で、ブランやソユーズ宇宙船の技術者として活動1992年に宇宙飛行士に選抜される。ミール24ミッションで1997年8月から1998年2月までミールに滞在した。このミッション中に米国宇宙飛行士と生活を共にした。またこの間にEVAを5回実施した。その後は、ミールやISSミッションのバックアップクルーに任命されて訓練を続けていた。
ISSフライトエンジニア ジェフリー・ウィリアムズ (Jeffrey Williams) NASA宇宙飛行士
1958年ウィスコンシン州生まれ。米国陸軍大佐。 1987から1992年まで、陸軍からジョンソン宇宙センター配属の任務に就く。その間、スペースシャトル打上げ・着陸運用技術者、SAIL (Shuttle Avionics Integration Laboratory)のパイロット、飛行クルー運用管理局(FCOD)の運用開発室室長を務めた。その後、1996年に宇宙飛行士として選抜された。 STS-101(2A.2a、2000年)でミッション・スペシャリストとして飛行、船外活動1回を担当した。宇宙飛行士室の船外活動部門やスペースシャトル・コックピット委員会の共同議長を務めた。
マルコス・ポンテス(Marcos C. Pontes) ブラジル宇宙庁(BSA)宇宙飛行士
1963年、ブラジルのサオパウロ州生まれ。ブラジル空軍中佐。空軍のテストパイロットを務めた後に宇宙飛行士に抜擢され、1998年からジョンソン宇宙センターで宇宙飛行士訓練を受け、ミッション・スペシャリストの資格を得た。現在はNASA宇宙飛行士室のISS運用部門に務めており、今回のミッションが初飛行であり、ブラジル人初の宇宙飛行士となる。
第12次長期滞在クルーは、予定通り帰還すれは189日間滞在したことになります。
ISSコマンダー/NASAサイエンスオフィサー ウイリアム・マッカーサー(William McArthur) NASA宇宙飛行士
1951年、ノースカロライナ州生まれ、米空軍大佐。 1991年に宇宙飛行士となる。 STS-58(1993年)、STS-74(1995年)でミッション・スペシャリストとして飛行した。ISSへのZ1トラスや与圧結合機構(PMA-3)取り付けを行った、STS-92/3Aフライト(2000年)では若田宇宙飛行士と共に飛行し、船外活動を行った。今回は4回目のフライトであった。
ISSフライトエンジニア/ソユーズ・コマンダー バレリー・トカレフ (Valery Tokarev) ロシア宇宙飛行士
1952年、ロシアのモスクワ生まれ、ロシア空軍大佐。 1987年に宇宙飛行士となる。 ロシアのスペースシャトル「ブラン」の搭乗員として選抜された。ロシア星の街のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで、1997年からテスト宇宙飛行士として勤務。STS-96/2A.1フライト(1999年)でミッション・スペシャリストとして飛行した。今回が2日目のフライトであった。