|
||||||
飛行12日目
本日のスペースシャトル「エンデバー号」での作業は、本日午後に予定されているNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸に向けた作業に集中します。 エンデバー号が本日着陸する機会は2回あります。1回目は、軌道制御システム(Orbital Maneuvering System:OMS)のエンジンを使用した軌道離脱噴射を米国中部標準時間12月4日午後1時42分(同12月5日午前4時42分)に行い、午後2時48分(同12月5日午前5時48分)に着陸します。天候不良により1回目の着陸ができなかった場合は、2回目の機会として、軌道離脱噴射を午後3時20分(同12月5日午前6時20分)に行い、午後4時26分(同12月5日午前7時26分)に着陸します。 天気予報によると、長さ3マイル(約4.8km)の滑走路付近は曇りおよび降雨の可能性があり、天候により着陸が延期される可能性は30%あります。代替着陸地であるカリフォルニア州エドワーズ空軍基地は、本日の着陸対応はしていません。エンデバー号には十分な燃料が残っており、12月8日まで軌道上にとどまることができます。 コマンダーのジェームス・ウェザビー、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントンは、11月23日から宇宙に滞在しています。STS-113ミッションで国際宇宙ステーション(ISS)から地球へ帰還する第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、6月5日から宇宙に滞在しています。 ISSの新しい長期滞在クルーである第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリン)はそれぞれ、ISSのコンピュータネットワークの再構築作業と今後4ヶ月間のクルーの活動を支えるコンピュータへの新しいソフトウェアの導入作業、人体研究(Human Research Facility:HRF)ラックの機器とISSの除細動器の点検作業、ISSのロシアのシステムの定期点検を行う予定です。 エンデバー号が予定通り着陸すると、クルーは12月6日午後にNASAジョンソン宇宙センターへ戻る予定です。 次のステータスレポートは着陸後、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-22.html 最終更新日:2002年12月 5日
|