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飛行10日目
本日、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、最後の別れの挨拶を行い、その少し後に本日午後のエンデバー号の出発に向けて両宇宙機の間のハッチが閉められる予定です。 エンデバー号は、これから4ヶ月間ISSで生活をし仕事を行う第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリン)を残して出発します。 エンデバー号のコマンダーのジェームス・ウェザビー、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリア、ジョン・ヘリントン、そして第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、米国中部標準時間12月2日午前11時15分(日本時間12月3日午前2時15分)に別れの挨拶を始める予定です。 エンデバー号は、12月2日午後2時5分(同12月3日午前5時5分)にISSから分離する予定です。STS-113ミッションでは、新しい長期滞在クルーが運ばれ、P1トラスが取り付けられ、そして2,500ポンド(1,125kg)以上の補給品、機器、実験装置が運ばれました。エンデバー号がISSから静かに分離しISS後方にゆっくりと離れた頃、両宇宙機は西オーストラリア上空を飛行している予定です。 分離の少し後に、エンデバー号のクルーは、MEPSIと呼ばれる実験の一環として、小型衛星2機を放出する予定です。米国国防総省国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Projects Agency:DARPA)の予算で開発された小型衛星2機は、テザーでつながれ、エンデバー号のペイロードベイ(貨物室)から放出された後3日間飛行する予定です。放出機構の技術的検証や、宇宙でのマイクロテクノロジーやナノテクノロジーの利用について検証することを目的としています。 第6次長期滞在クルーが単独でのISS滞在の初日に慣れる頃、エンデバー号のクルーは、12月4日に予定されているNASAケネディ宇宙センター(KSC)への着陸に向けて、機器やハードウェアの片付け作業を行う予定です。天候が良ければ、エンデバー号は12月4日午後2時48分(同12月5日午前5時48分)に地球に帰還する予定です。 次のステータスレポートは12月2日夜(同12月3日午前)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-18.html 最終更新日:2002年12月 3日
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