|
||||||
飛行9日目
STS-113ミッションの作業のほとんどが終了し、スペースシャトル「エンデバー号」のクルーと国際宇宙ステーション(ISS)のクルーは、共同で作業する最終日になりますが、予定されていた休暇を楽しむ予定です。 エンデバー号が11月25日にISSに到着して以来、10人の米国およびロシアの宇宙飛行士は、共同で作業を行い、無事終了しました。この間に、3回の船外活動で14トンのP1トラスの取り付け・艤装・起動作業、両宇宙機間での機器・実験機器・補給品の搬送作業、そしてISS長期滞在クルーの交代が行われました。 船外活動を行ったマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントンは、本日、STS-113ミッションで最後となった11月30日の船外活動の後作業として、着用した宇宙服の整備と収納を行う予定です。エンデバー号のコマンダーのジェームス・ウェザビーは、本日朝にエンデバー号のスラスタを噴射し、ISSの高度を約2.8マイル(約4.5km)上昇させる予定です。スラスタの噴射は約45分で終了し、先日行われた2回のリブースト(軌道の引き上げ)とあわせて、ISSの高度は合計約6.25マイル(約10km)上昇することになります。 またクルーは、12月2日に予定されているエンデバー号のISSからの分離作業で使用される工具の確認作業を行い、最後の機器の搬送作業を終わらせる予定です。搬送作業の約95%は完了しています。 米国中部標準時間12月1日午後2時(日本時間12月2日午前5時)頃、ウェザビーとロックハート、ロペズ‐アレグリア、ヘリントン、そして第6次長期滞在クルーのコマンダーのケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットは、CNNスペインとIndian Country Today、そしてNative America Calling ラジオネットワークのインタビューに応える予定です。 第5次長期滞在クルーと第6次長期滞在クルーとの最後の引継ぎ作業はこの日も引き続き行われ、米露の10人の宇宙飛行士は明日の別れに向けて準備を行う予定です。両宇宙機の間のハッチは12月2日午前11時15分(同12月3日午前2時15分)に閉じられる予定で、エンデバー号のISSからの分離は午後2時5分(同12月3日午前5時5分)の予定です。 次のステータスレポートは12月1日夜(同12月2日午前)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-16.html 最終更新日:2002年12月 2日
|