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NASAステータスレポート
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飛行8日目
STS-113NASAステータスレポート#15
ミッションコントロールセンター
2002年11月30日(土) 午後9時30分(米国中部標準時間)
2002年12月 1日(日) 午後0時30分(日本時間)

 

ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントンが「クエスト」(エアロック)内に戻り、STS-113の3回目で最後の船外活動は、米国中部標準時間11月30日午後8時25分(日本時間12月1日午前11時25分)に終了しました。ふたりの船外活動クルーは、国際宇宙ステーション(ISS)の外で7時間の作業を行い、新しく取り付けられたP1トラスの艤装作業を続けました。

本日の船外活動は、11月30日午後1時25分(同12月1日午前4時25分)に開始されました。目的地まであと約3mの地点で突然停止したISSのモービルトランスポータ(台車:MT)は、異物が邪魔したせいで動けなくなったのではないか確認するようにヘリントンは依頼されました。本日、午前10時21分(同12月1日午前1時21分)に、MTにS0(エスゼロ)トラスの作業場所4から作業場所7まで移動するようコマンドが送られました。この作業場所7は、「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)が、「デスティニー」(米国実験棟)からMTへ"歩行"する予定の場所であり、船外活動中、ヘリントンをロボットアームに乗せた状態で移動させるために使う予定でした。

ヘリントンは、収納状態にあったUHF通信アンテナが、MTが引きずっている配線機構の動きを妨げ、MTを停止させたものと判断しました。そこでヘリントンは、このアンテナを展開し、MTが作業場所7まで自由に動けるようにしました。午後4時11分(同12月1日午前7時11分)にこの台車は予定の場所に到着し、午後6時(同12月1日午前9時)少し前にその場所に確実に固定されました。

フライトコントローラは、この台車の性能を評価し、船外活動の作業計画への影響を検討しました。故障解析の結果、優先度の高い作業は本日完了できるように、船外活動作業の優先付けを再設定しました。ヘリントンは、カナダアーム2無しでも、彼に割り当てられた作業は全て行うことができるとフライトコントローラに伝えました。このため、フライトコントローラは、カナダアーム2をMTに"歩いて"移動させる必要はないと判断しました。

ヘリントンとロペズ‐アレグリアは、ISS外部の様々な場所に機能改修用の器具(Spool Positioning Device:SPD)33個を設置する作業を含めて、彼らが本日の船外活動で予定していた作業全てを終えることができました。スペースシャトル「エンデバー号」の中では、パイロットのポール・ロックハートが、ふたりの船外活動クルーの作業を調整し、ISSの周りを動く際の指示を行いました。

ISS内では、第5次長期滞在クルーのコマンダーであるワレリー・コルズンとフライト・エンジニアのセルゲイ・トレシェフと、第6次長期滞在クルーのコマンダーであるケネス・バウアーソックスとフライト・エンジニアのニコライ・ブダーリンの間で引き継ぎ作業が続けられています。

次のステータスレポートは12月1日朝(同12月1日午後)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-15.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年12月 2日

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