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NASAステータスレポート
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飛行8日目
STS-113NASAステータスレポート#14
ミッションコントロールセンター
2002年11月30日(土) 午前9時30分(米国中部標準時間)
2002年12月 1日(日) 午前0時30分(日本時間)

 

本日、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントンは、このミッションで3回目で最後となる船外活動を行います。この船外活動は、米国中部標準時間11月30日午後1時20分(日本時間12月1日午前4時20分)から開始される予定です。

パイロットのポール・ロックハートは、スペースシャトル「エンデバー号」の後方フライトデッキから船外活動クルーの作業を調整します。「カナダアーム2」(国際宇宙ステーション(ISS)のロボットアーム)は、第5次長期滞在クルーのISSサイエンスオフサーであるペギー・ウイットソン、第6次長期滞在クルーのコマンダーであるケネス・バウアーソックスとISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットによって交代で操作される予定です。コマンダーのジェームス・ウェザビーは、TVカメラの操作や写真撮影を行い支援する予定です。

船外活動クルーは、ISS外部の様々な場所に機能改修用の器具(Spool Positioning Device:SPD)33個を設置する作業から開始します。クランプの様なこの装置は、ISSのアンモニア冷却ラインの着脱コネクタ(Quick Disconnect:QD)が設計通りに取り外せるよう保障するためのものです。

他の船外活動作業としては、アンモニアタンク・アセンブリの配管接続、メインバス切り替えユニット(Main Bus Switching Unit:MBSU)のサーキットブレーカーの設定変更が含まれています。もし、時間が許せば、ふたりは、来年展開を予定している、P1トラスのラジエータパネルを解放するために設計された火工品であるSFU(Squib Firing Unit)の設定変更も行う予定です。

船外活動を開始する前に、ウイットソンとバウアーソックスは、カナダアーム2に、現在の「デスティニー」(米国実験棟)からP1トラス上に移動した台車へ"歩いて"移動するよう指示を出す予定です。ウイットソンは、ペティットの助けを借りながら船外活動時のロボットアームの操縦を行う予定です。ヘリントンの予定している作業が終わると、ウイットソンとバウアーソックスは、カナダアーム2をデスティニーの電力及びデータグラプルフィクスチャへ戻す予定です。

船外活動中、ISS内では、第5次長期滞在クルーのコマンダーであるワレリー・コルズンとフライト・エンジニアのセルゲイ・トレシェフが、第6次長期滞在クルーのコマンダーであるケネス・バウアーソックスとフライト・エンジニアのニコライ・ブダーリンと引き継ぎ作業を続ける予定です。コルズンとトレシェフは、下半身陰圧負荷スーツを使用した最後の時間も過ごす予定です。このロシア製の装置は、宇宙飛行士が帰還時の地球の重力に備えるのを助けるものです。

次のステータスレポートは11月30日夜(同12月1日午後)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。

 

出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-14.html
*併記の無い限り日時はすべて米国日時とします。

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最終更新日:2002年12月 2日

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