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飛行6日目
感謝祭の船外活動は本日のエンデバー号および国際宇宙ステーション(ISS)上の活動の目玉となるでしょう。 エンデバー号のミッションスペシャリスト(MS:搭乗運用技術者)のマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントンは、「クエスト」(エアロック)から外に出てSTS-113ミッションにおいて2回目となる6時間半の船外活動を開始する予定です。この船外活動は、米国中部標準時間11月28日午後1時20分(日本時間11月29日午前4時20分)に開始され、ロペズ-アレグリアとヘリントンが新たに取り付けられた左舷のP1トラスから右舷のS0(エスゼロ)トラスに流体配線を接続し、ふたつ目のワイヤレスビデオ送信機(Wireless Video System External Transceiver Assembly:WETA)をP1トラスに取り付け、打上げの間P1トラスを所定の位置に固定するために使われた支柱の配置を変え、レール上を手動で移動する方式のCETA(Crew and Equipment Translation Aid)カートをP1トラスからS1トラスに移動します。 エンデバー号のパイロットであるポール・ロックハートは、エンデバー号のフライトデッキから船外活動を指揮し、エンデバー号のコマンダーであるジェームス・ウェザビーは、写真撮影とテレビカメラの操作を行って作業を支援する予定です。ISSからは、第5次長期滞在クルーでNASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソンが「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)による支援を行い、第6次長期滞在クルーでNASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティットはそれを支援します。 第5次長期滞在クルーのワレリー・コルズン、ウィットソン、フライト・エンジニアのセルゲイ・トレシェフはまた、第6次長期滞在クルー(コマンダーのケネス・バウアーソックス、フライト・エンジニアのニコライ・ブダーリンとペティット)との引き継ぎ、および訓練に関する話し合いを引き続き行います。 ウィットソンとバウアーソックスは、週末にかけてトラブルを起こしたISSの自転車エルゴメータのテストにも時間を割く予定です。この機器は、運動に使われるだけでなく、船外活動前の準備の一部として行われる、クルーの体内からの窒素の排出にも使われます。ISSの「デスティニー」(米国実験棟)内の二酸化炭素除去装置(Carbon Dioxide Removal Assembly:CDRA)は、一晩中試運転され、クルーによって11月27日に行われた修理作業でこの装置のバルブ問題が解決されたことがわかりました。 次のステータスレポートは11月28日午後(同11月29日午前)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-10.html 最終更新日:2002年11月29日
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