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飛行3日目
スペースシャトル「エンデバー号」は、米国中部標準時間11月25日午後3時59分(日本時間11月26日午前6時59分)に国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしました。エンデバー号は、新しい長期滞在クルーとISSの背骨となるトラス構造物のP1トラスを運んでいます。 エンデバー号のランデブとドッキングは、エンデバー号のコマンダーのジェームス・ウェザビーの制御によりスムーズに行われました。ドッキングは、オーストラリア南東海岸沖の南太平洋上空約248マイル(約400km)の位置で行われました。 気密点検が無事終わった後、両宇宙機の間の最後のハッチが11月25日午後5時31分(同11月26日午前8時31分)に開かれました。第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズンと、NASAのISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、ISSに新しく到着したクルーを歓迎し、ドッキングした状態での1週間が始まりました。歓迎した後の最初の作業はコルズンによるセーフティブリーフィングでした。 第6次長期滞在クルーのコマンダーのケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリンは、彼らに合わせて作られたシートライナーをソユーズ宇宙船に取り付けました。ソユーズ宇宙船は、ISSを離れなければいけない不測の事態が起きたときの帰還用宇宙船としての役割を担っています。シートライナーの取り付けとロシアのSOKOL帰還用宇宙服の空気漏れの点検を終え、彼らはISSの長期滞在クルーとなりました。これにより171日3時間33分におよぶ第5次滞在期(インクリメント)も正式に終了しました。 第5次長期滞在クルーは6月5日に打ち上げられ、6月7日からISSに搭乗していました。3人はエンデバー号のクルー(ウェザビー、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリアとジョン・ヘリントン)とともに地球に帰還する予定です。 ISSでの共同で作業を行う1週間の間、第5次長期滞在クルーは後継者に膨大なブリーフィングを行い、第6次長期滞在クルーが新しい住み家や備品・実験装置の場所・機能に慣れるようにします。彼らはまた、在庫一覧やISSに搭載している補給品の場所について、第6次長期滞在クルーに対して説明する予定です。 エンデバー号とISSのクルーは、11月26日に、ウェザビーの操作によりエンデバー号のロボットアームで、ペイロードベイ(貨物室)から新しいP1トラスを持ち上げる予定です。彼はP1トラスを「カナダアーム2」(ISSのロボットアーム)に渡し、バウアーソックスとウィットソンによる操作でP1トラスを取り付けに最適な位置に持っていきます。 遠隔操作されるボルトによりP1トラスが中央にあるS0トラスに結合されると、ロペズ-アレグリアとヘリントンは3回の船外活動のうちの1回目を開始する予定です。この船外活動により、P1トラスとISS間の電力、流体、データラインが連結され、新しいP1トラスが取り付けられます。 あと2回の船外活動は11月28日と11月30日に行われる予定です。3回の船外活動の時間はそれぞれ約6時間半の予定です。 次のステータスレポートは11月26日朝(同11月26日夜)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-05.html 最終更新日:2002年11月26日
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