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飛行2日目
スペースシャトル「エンデバー号」のクルーは宇宙での初日を国際宇宙ステーション(ISS)への到着の準備をして過ごしました。エンデバー号は現在、ISSの1400マイル(約2250km)後方におり、接近を続けています。予定では、米国中部標準時間11月25日午後3時26分(日本時間11月26日午前6時26分)にドッキングします。 11月25日のドッキングに向けて、エンデバー号のクルー(コマンダーのジェームス・ウェザビー、パイロットのポール・ロックハート、ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)のマイケル・ロペズ-アレグリア、ジョン・ヘリントン、そして第6次長期滞在クルーのコマンダーのケネス・バウアーソックス、NASAのISSサイエンスオフィサーのドナルド・ペティット、フライトエンジニアのニコライ・ブダーリン)は、滑らかなランデブと穏やかなドッキングを支援するために用いる機器の操作確認を行いました。シャトルのドッキングシステムを通してISSのドッキングポートの映像をウェザビーに提供するカメラが取り付けられ、最初に接触する衝撃吸収リングが伸展され、様々な手持ちのカメラと距離測定装置が点検されました。さらに、ロペズ-アレグリアとヘリントンはP1トラスを取り付けるための3回の船外活動で使用するためISSに運ばれる宇宙服の確認・点検作業を行いました。 スペースシャトルのロボットアームシステムの点検は本日問題なく進みましたが、ロボットアームカメラによるエンデバー号ペイロードベイ(貨物室)の調査に予定より少し時間がかかりました。ロボットアームの飛行前作業時に潤滑剤が加えられたため、ロボットアームの手首ロール関節の操作が追加されました。ロボットアームは、エンデバー号の最大の貨物であるP1トラスをペイロードベイ(貨物室)から11月26日に取り出す作業の準備が整いました。 また本日、バウアーソックスとブダーリン、ペティットは、USA TodayとAP Radio Newsの記者との会見を行いました。3人は、現在の第5次長期滞在クルーと交代し、ISSに搭乗して宇宙での生活や仕事を行う第6次長期滞在クルーとなります。 ISSでは、第5次長期滞在クルー(コマンダーのワレリー・コルズン、NASAの ISSサイエンスオフィサーのペギー・ウィットソン、フライトエンジニアのセルゲイ・トレシェフ)は、エンデバー号と交代クルーの到着に向けた準備を引き続き行いました。 エンデバー号クルーは午後11時20分頃に就寝し、11月25日の午前7時20分頃に起床する予定です。次のステータスレポートは11月25日朝(同11月25日夜)、または何かイベントが生じた際に発行する予定です。
出典: http://spaceflight.nasa.gov/spacenews/reports/sts-113/sts-113-03.html 最終更新日:2002年11月25日
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