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打上げに向けた作業スケジュール
HTV2ミッションでは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機(HTV2)が国際宇宙ステーション(ISS)に結合している期間中に、スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-133ミッション)のISSへのドッキングと分離が予定されています。
「こうのとり」2号機はISSの「ハーモニー」(第2結合部)の下側の共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)に結合されますが、そのままの状態では、ISSにドッキングしたディスカバリー号のペイロードベイ(貨物室)から、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を使用して搭載物を取り出すことができなくなるため、ディスカバリー号のドッキング前に「こうのとり」2号機をハーモニーの上側に移動します。ディスカバリー号がISSから分離した後、「こうのとり」2号機は再びハーモニーの下側に戻されます。
HTV2ミッションの飛行スケジュールは、ディスカバリー号の打上げ状況およびISSの運用状況により変更される可能性があります。
飛行日(*) | 主な実施ミッション |
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1日目 | ![]()
打上げ/軌道投入、軌道投入後の運用(サブシステムの起動、姿勢制御、機体の異常点検、米国のデータ中継衛星(TDRS)との通信確立、筑波のHTV運用管制室との通信接続)、ランデブ用軌道制御開始
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2~5日目 | ![]()
遠地点ランデブ用軌道制御
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6日目 | ![]()
近傍運用、最終アプローチ、SSRMSによる把持とISSのハーモニー下側のCBMへの結合
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7日目以降 | ![]()
補給キャリア与圧部内からISS内への物資の運び出し、ISS内から補給キャリア与圧部内への不要品の積み込み開始
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10日目 | ![]()
勾配炉実験ラック、多目的実験ラック(MSPR)を「きぼう」日本実験棟船内実験室に設置
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11日目 | ![]()
曝露パレットを補給キャリア非与圧部から取り出し、「きぼう」船外実験プラットフォームへ移送・取付け
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13~ 14日目 |
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曝露パレットに搭載されたカーゴ輸送コンテナ(CTC)とフレックス・ホース・ロータリ・カプラ(FHRC)を、「デクスター」(特殊目的ロボットアーム)によりISS船外に仮設置
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17日目 | ![]()
曝露パレットを補給キャリア非与圧部へ収納
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28日目 | ![]()
ディスカバリー号のISSドッキングに備えた移動
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45日目 | ![]()
ディスカバリー号のISS分離後の再移動
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46日目以降 | ![]()
補給キャリア与圧部内からISS内への物資の運び出し、ISS内から補給キャリア与圧部内への不要品の積み込み
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ISS分離前日 | ![]()
ISSからの分離準備
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ISS分離日 | ![]()
ISSから分離
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再突入 (2日間) |
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軌道離脱制御、再突入
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*: 飛行日はISSのクルーが起床した時点から始まります。
※スケジュールはISSの運用状況に応じて変更されることがあります。
※各画像はイメージ(CG、HTV1ミッション時の画像など)です。
【略称補足】
米国のデータ中継衛星(Tracking and Data Relay Satellite: TDRS)
モジュール間換気装置(Inter-Module Ventilation: IMV)
可搬型呼吸器(Portable Breathing Apparatus: PBA)
多目的実験ラック(Multi-purpose Small Payload Rack: MSPR)
カーゴ輸送コンテナ(Cargo Transport Container: CTC)
フレックス・ホース・ロータリ・カプラ(Flex Hose Rotary Coupler: FHRC)
CBMの制御装置(Control Panel Assembly: CPA)
誘導・航法及び制御装置(Guidance Navigation and Control: GNC)
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