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宇宙で英語を学ぼう

宇宙で英語を学ぼう 【第14回】

最終更新日:2012年3月30日
用語イメージ1

欧州補給機(ATV)のスラスタを使用した国際宇宙ステーション(ISS)のリブースト(軌道上昇)のイメージ(出典:ESA/D.Ducros)

用語イメージ2

STS-132ミッションでR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)中のスペースシャトル「アトランティス号」(出典:JAXA/NASA)



AttitudeとAltitude

解説

"Attitude"と"Altitude"は、一見似たような単語なのですが意味は全く違います。厄介なことに同じような文章で使われる言葉なので、翻訳者の方も間違って訳してしまうことがあるので注意が必要です。

Attitudeは「姿勢」という意味で、Altitudeは「高度」という意味です。人工衛星の高度を上げるときには、姿勢自体も崩れるため姿勢制御を行いながらスラスタを噴射させることもあるので、これを誤ると変な訳になってしまいます。

参考までに、出典の記事の中でattitudeの使い方が説明されていますので紹介します。

When parents or teachers talk about your "attitude", they may be referring to how you feel about things or people around you. When scientists talk about the attitude of a spacecraft, however, they are referring to which way the spacecraft is pointing. Attitude control, in turn, refers to how accurately the spacecraft can be kept pointing in a particular direction.

これを日本語に訳すと以下になります。

親や先生たちが使う場合は、人や物と向き合う時の「態度」や「姿勢」という意味ですが、科学者が使うと宇宙機の向きをどこに向けるかという意味での「姿勢」になり、姿勢制御とは宇宙機をある方向に精密に向け続ける事です。


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