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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2016年2月

大西宇宙飛行士の長期滞在に向けた訓練

最終更新日:2016年2月29日
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ISS内で火災が発生し、火元であるパネルの裏側に消火器を噴射しようとしている様子(出典:大西宇宙飛行士のGoogle+より)

国際宇宙ステーション(ISS)第48次/第49次長期滞在クルーである大西宇宙飛行士は、主にロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)にて、ISS長期滞在訓練を行いました。

GCTCでの訓練は、ISSのロシアモジュールで火災が発生したことを想定した緊急対処訓練を行いました。

ロシアモジュールで火災警報が鳴り、火元を突き止め消火器で消火した後、火災検知により自動実行された処置(火元への電源断や火災発生モジュールの空気循環停止など)を元の状態に戻し、フィルターによる空気清浄を行うという対応手順を3名の第48次/第49次長期滞在クルーで分担して行いました。また、煙探知機の誤動作を想定した対応手順や、火災を消火できずソユーズ宇宙船に乗って緊急帰還するケースなど、いくつものシナリオで訓練を行いました。

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ソコル宇宙服を加圧した状態でソユーズ宇宙船の座席とフィットチェックを行う
(出典:大西宇宙飛行士のGoogle+より)

別の日には、ソユーズ宇宙船での打上げ/帰還時に着用するソコル宇宙服とソユーズ宇宙船の座席(シートライナー)のフィットチェックをズヴェズダ社にて行いました。
ソユーズ宇宙船の座席は、宇宙飛行士ひとりひとり専用に用意されます。帰還時の衝撃を緩和するため自分の体にぴったりと密着する必要がありますので、座席に座った状態で重心位置を測ったり、ソコル宇宙服の中を0.4気圧分加圧して*痛い場所や不快な場所が無いことを確認しました。


*万が一ソユーズ宇宙船の空気が抜けた場合、船内が0気圧になってもソコル宇宙服の中は0.4気圧の酸素で満たされます。地上では1気圧の状態からソコル宇宙服の内部を0.4気圧高めて同じようにソコル宇宙服が膨らんだ状態でフィットチェックを行いました。


大西宇宙飛行士Google+
 
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