
バイコヌール宇宙基地内の博物館で、ソユーズTMA-19M宇宙船(45S)のミッションロゴの旗を手にもつ45Sクルーの3人とバックアップクルー (左から、キャスリーン・ルビンズ、大西卓哉、ティモシー・コプラ、ユーリ・マレンチェンコ、ティモシー・ピーク、アナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士)
(出典:JAXA/NASA/Victor Zelentsov)
第48次/第49次長期滞在クルーである大西宇宙飛行士は、2015年12月15日のソユーズTMA-19M宇宙船(45S)が打ち上げられる直前まで、第46次/第47次長期滞在クルー(45S搭乗クルー)のバックアップクルー(交代要員)の任務を務めました。
11月末に、第46次/第47次長期滞在クルー(プライムクルー)と大西宇宙飛行士らバックアップクルーは、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(GCTC)からカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地にそれぞれ別の飛行機で移動しました。
バイコヌール宇宙基地では、打上げに向けた最終準備をプライムクルーとともに行いました。ソユーズTMA-19M宇宙船への物資の搭載品を確認したり、本番と同じようにソコル宇宙服を着て搭乗し機器の操作性などを確認しました。
また、シミュレータを使用して、ソユーズ宇宙船を手動でISSにドッキングさせる訓練なども行いました。

射点にて、ソユーズTMA-19M宇宙船(45S)を搭載したソユーズロケットを背景に45Sのバックアップクルー(左から、キャスリーン・ルビンズ、アナトーリ・イヴァニシン、大西卓哉宇宙飛行士)
(出典:JAXA/NASA/Joel Kowsky)
大西宇宙飛行士らバックアップクルーの任務は、ソユーズTMA-19M宇宙船(45S)の打上げ直前に解かれました。プライムクルーを乗せたソユーズTMA-19M宇宙船(45S)は、12月15日午後8時03分に打ち上げられました。
今後、大西宇宙飛行士は、半年後に控えた自身の第48次/第49次長期滞在ミッションに向けて、引き続き訓練を行っていきます。