ISSに滞在中の油井宇宙飛行士は、9月8日夜、およそ45分間の軌道上共同記者会見に参加しました。
短期滞在クルー2名を含むISSに滞在するクルー全員が、「デスティニー」(米国実験棟)に集まり、米国、ロシア、日本、欧州の報道機関からの質問に答えました。
油井宇宙飛行士は、日本の報道機関からの質問に対し、実験の意義、ISSでの暮らしについて答え、故郷へのメッセージを送りました。
9月17日には、小型衛星放出機構(J-SSOD)を使用して、ブラジリア大学が開発した超小型衛星(SERPENS)と千葉工業大学の流星観測衛星(S-CUBE)が放出されました。
先ず、油井宇宙飛行士による衛星放出のコマンド操作で、S-CUBEが放出されました。続いて、筑波宇宙センターの「きぼう」運用管制チームからのコマンドによりSERPENSが放出されました。
筑波宇宙センターでは、ブラジル及び千葉工業大学関係者に対して、星出宇宙飛行士による解説が行われました。
星出宇宙飛行士は、第32次/第33次長期滞在中に小型衛星放出技術実証ミッションにおいて、コマンド操作により、2基の衛星を放出しました。
なお、今回放出した超小型衛星は2基とも、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機で運ばれたもので、3Uというサイズ(10cm×10cm×30cm)でした。