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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2015年7月

金井宇宙飛行士、NEEMO20訓練に参加

最終更新日:2015年8月19日
写真:より大きな写真へ

NEEMO20訓練の様子(右端が金井宇宙飛行士)(出典:JAXA/NASA)

金井宇宙飛行士は、7月20日から2週間にわたって実施された第20回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO20)訓練に参加しました。

NEEMO20訓練は、米国フロリダ州キー諸島沖の水深約20mの海底に設置されている「アクエリアス」と呼ばれる居住スペースを備えた海底研究室に滞在し、閉鎖環境におけるチームワーク・リーダーシップ・自己管理および異文化対応などのチーム行動能力の更なる向上を図り、ISS長期滞在に備えることを目的とした訓練です。

訓練開始前の7月13日からは、現地で事前訓練を実施しました。7月20日から、金井宇宙飛行士は、欧州宇宙機関(ESA)のルカ・パルミターノ宇宙飛行士、NASAのセレナ・アノン宇宙飛行士、NASA EVA技術者のデービッド・コーン氏らとともに、アクエリアスでの訓練を開始しました。

NEEMO20訓練では、ISS長期滞在に向けたチーム行動能力の向上を目指す一方で、ISSや将来の有人探査に向けた技術の検証・評価が行われました。船外活動では、サンプルを採取するツールの作業性や、小惑星・火星などの異なる地表・重力レベルでの作業手法が検証されました。また、メガネ型ウェアラブル端末に作業手順を表示してクルーが実際に作業を行えるかどうかや、通信の遅れがある状況下でうまく作業を実施できるかどうかなども検証されました。

訓練期間中、金井宇宙飛行士はアクエリアスから記者会見を実施し、訓練状況などを報道関係者に説明しました。

第20回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO20)訓練


以前は海上自衛隊で潜水に関する仕事にたずさわっていたので、昔の職場に戻ったような懐かしい感覚を覚えました。

宇宙飛行ミッションを精密に模擬した訓練環境で、将来のミッションに役立つような様々な経験を積むことができたと思います。

 
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