古川宇宙飛行士は、6月1日から12日にかけて、大分県国東市にある大分空港で、本田航空株式会社が所有する双発機ホーカー・ビーチクラフト式 G58型(Baron)を利用した航空機操縦訓練を行いました。
この訓練は、航空機を操縦しながら交信・判断などを行い、宇宙飛行士に求められる資質のひとつであるマルチタスク能力の維持・向上を図るものです。
訓練期間中、古川宇宙飛行士は、フライトシミュレータを使用した操縦方法の習熟訓練や、飛行に関するさまざまな講義を受けました。実際の飛行においては、航空機の姿勢・高度・位置・針路の測定を計器のみを頼りに行う飛行や、異常発生時の対処などを実習しました。