2月27日、“Innovation is GREAT~英国と創る未来~”キャンペーンのオープニングイベントが、英国大使館の主催で六本木アカデミーヒルズにて開催されました。このキャンペーンは、日英パートナーシップ促進を目指す日英両国により1年間にわたって行われるもので、宇宙開発における協力の促進も期待されています。本オープニングイベントでは、来日中であったケンブリッジ公爵殿下により開幕の挨拶が述べられました。
キャンペーン開始に合わせて、今年、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する予定の油井宇宙飛行士と、欧州宇宙機関(ESA)に所属するイギリス出身のティモシー・ピーク宇宙飛行士が、本キャンペーンにビデオメッセージを贈りました。
油井宇宙飛行士はビデオメッセージの中で、ピーク宇宙飛行士とともに、ISS滞在中の活動を通して、イノベーションに繋げたいという思いを語りました。油井宇宙飛行士とピーク宇宙飛行士は、2009年に宇宙飛行士候補者に選抜された同期で、第16回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO16)では、一緒に訓練に参加した経験があります。油井宇宙飛行士が今年の5月からISSに長期滞在するのに続き、11月からピーク宇宙飛行士がISSに滞在する予定です。油井宇宙飛行士はメッセージの中で、ピーク宇宙飛行士を激励する言葉も述べ、ピーク宇宙飛行士にしっかりとバトンタッチしたいと語る場面もありました。
イベントに出席した野口宇宙飛行士は、ケンブリッジ公爵殿下とともにキャンペーンの開幕を祝う鏡開きを行ったほか、トークセッションではキャンペーンの意義を語り合いました。このイベントでは、英国の科学技術関係者や宇宙関連企業の代表者によるプレゼンテーションも行われました。