野口、星出両宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて、宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の新たに設計された曝露パレットを評価する試験に参加しました。
試験は、9月24日から26日にかけて、無重量環境訓練施設のプールを使用して行われました。試験には、野口、星出両宇宙飛行士を含め、6人の宇宙飛行士が参加しました。
国際宇宙ステーション(ISS)では、寿命に近づくバッテリから順に、新しく改良されたバッテリに交換していく作業が行われます。「こうのとり」の曝露パレットは、新しいバッテリを効率よく輸送・交換するために設計変更が加えられています。「こうのとり」の曝露パレットで輸送されたバッテリは、ISSに滞在するクルーによる船外活動およびロボットアーム操作によりISSへ移設されます。
今回の試験は、曝露パレットの設計を宇宙飛行士の観点から評価する目的で実施されました。
野口、星出両宇宙飛行士は、水中用の船外活動ユニット(EMU)を着用して無重量環境訓練施設のプールに潜り、設計が変更された曝露パレットの試験モデルからISSのバッテリを取り外す作業を模擬し、アクセス性などに問題ないことを確認しました。