若田、野口両宇宙飛行士は、9月10日から15日まで中国・北京で開催された第27回世界宇宙飛行士会議に出席しました。日本からは、日本科学未来館の館長を務める毛利衛元宇宙飛行士も出席しました。
世界宇宙飛行士会議は、世界各国の宇宙飛行士によって構成される宇宙探検家協会(Association of Space Explorers: ASE)によって、およそ年に一度のペースで開催されています。ASEは、宇宙開発への貢献や有人宇宙活動の国際協力はもとより、科学技術教育の促進、環境問題の意識増進なども目的に活動しています。
本会議において、14日、野口宇宙飛行士が、今大会で任期満了となるドーリン・プレナリウ(Dorin Prenariu)会長の後任として次期会長に選出されました。野口宇宙飛行士の会長任期は1年間で、最大3年間まで再任可能となっています。野口宇宙飛行士は、会長任期中に世界宇宙飛行士会議を主宰するほか、国際宇宙航行連盟(IAF)の年次大会、国連宇宙空間平和利用委員会(UNCOPUOS)などにASE会長として参加します。