国際宇宙ステーション(ISS)の第48次/第49次長期滞在クルーである大西宇宙飛行士は、8月前半は米国のNASAジョンソン宇宙センター(JSC)で訓練を行い、8月後半はロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターで訓練を行いました。
JSCでは、ISSでの船外活動に関する訓練を中心に行いました。船外活動で使用される工具の確認や、ISSの実物大の訓練施設が沈められている無重量環境訓練施設のプールに潜り、ISSの船外機器のメンテナンス作業を想定した訓練などを行いました。
その他、宇宙飛行準備訓練の一環で、T-38ジェット練習機による飛行訓練を数回に渡って行いました。
ロシアでは、ソユーズ宇宙船のシステムについて学び、ISSからの分離、軌道離脱噴射、大気圏に突入後の宇宙船の姿勢コントロールから着陸に至るまでのシステムの動作について重点的に学びました。また、宇宙船とISSを結合させるために使用されるドッキングシステムについても、講義と実技訓練を受けました。