12月3日から6日にかけてベトナムのハノイで開催された第20回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-20)に古川宇宙飛行士が参加しました。
本会議には、アジア太平洋地域の宇宙機関・政府機関・宇宙利用機関・研究者・大学関係者などが一堂に会し、"Values From Space : 20 Years of Asia-Pacific Experiences"(仮訳:“宇宙がもたらす価値:20年にわたるアジア・太平洋地域での経験を通じて”)をテーマに活発な議論が行われました。
古川宇宙飛行士は、宇宙環境利用分科会にて、国際宇宙ステーション(ISS)滞在中に実施した宇宙医学研究などに関する講演を行ったほか、「きぼう」日本実験棟から放出した超小型衛星のPicoDragonや「きぼう」で実施しているタンパク質結晶生成宇宙実験におけるJAXAとベトナムの協力を紹介する"Values from ISS"と題したセッションの進行役を務めました。このセッションの冒頭では、PicoDragonを「きぼう」から放出した若田宇宙飛行士から届いたビデオメッセージが放映されました。