6月12日から21日まで、オーストリアのウィーンにて、国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)第56会期が開催されました。この会期中にウィーンの自然史博物館で開かれた討論会「50 Years of Women in Space」に、向井宇宙飛行士が参加しました。
この討論会は、ロシアのワレンチナ・テレシコワ宇宙飛行士が女性初の宇宙飛行を成し遂げてから50周年を迎えたことを記念して開かれたもので、討論会には、向井宇宙飛行士のほかに、ロシア、米国、カナダ、中国の女性宇宙飛行士が参加しました。
討論会では、宇宙での経験や宇宙飛行士の仕事について、それぞれの立場から語られました。向井宇宙飛行士は、現在の宇宙開発が国際協力の下で進められていることを手本に、地上においても人類は絆を強めてひとつになることが大切であることを討論会の中で訴えました。