国際宇宙ステーション(ISS)の第44次/第45次長期滞在クルーである油井宇宙飛行士は、ISS長期滞在に向けた訓練を継続しています。
5月上旬から中旬にかけて、油井宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)で、ISSの環境制御・生命維持システム(Environment Control and Life Support System: ECLSS)に関わる訓練を中心に、ISSの運用に関わる訓練を行いました。
ECLSSは、ISS船内の温度・湿度の管理のほか、空気の制御や水のリサイクルなどを担うシステムで、宇宙飛行士がISSで生活するためには欠かすことのできないシステムです。
油井宇宙飛行士は、講義を通してシステムについて習熟し、実際にISSで使用されている手順書に従ってECLSSの機器をメンテナンスをする方法などを実習しました。
ECLSS以外にも、ISSの監視制御システム、通信・追跡システム、温度制御システムに関わる訓練を行いました。英語とロシア語の語学訓練も継続して実施しました。