大西宇宙飛行士と金井宇宙飛行士は、筑波宇宙センターにて、「きぼう」日本実験棟に関わる訓練を4月15日から18日にかけて実施しました。
ふたりは、「きぼう」ロボットアームのスペシャリストとして認定を受けるために、ロボットアームに関わる訓練を中心に行いました。ロボットアームに異常が発生した際の対処訓練では、異常発生箇所の隔離や復旧に向けて適切な手順を実行するための知識や、故障の影響でロボットアームの機能が制約を受ける状況下でのロボットアーム操作技術および運用継続を評価するための知識などを習熟しました。
大西宇宙飛行士は、この訓練に先立ち、定常運用時のロボットアーム操作や、ロボットアームの運用を視覚的に支援するカメラの操作に慣れるための訓練を行いました。また、実運用を想定して、エアロックや船外装置の取付け機構などのシステムとの連携を意識したロボットアームの運用知識・技術についても身につけました。
今回の訓練期間中の最後には、スペシャリストとしての技量を評価するための試験が行われ、ふたりはスペシャリストとしての認定を受けました。
ロボットアームの訓練以外に、大西宇宙飛行士は「きぼう」での実験に使用する装置の概要についても学びました。