国際宇宙ステーション(ISS)の第32次/第33次長期滞在クルーとしての任務を終えて2月に帰国した星出宇宙飛行士は、3月上旬まで日本に滞在し、2月に引き続き、各地を回ってミッションの報告会を行いました。
3月9日には、東京都港区のヤクルトホールで、小中学生を対象としたミッションの報告会「星出宇宙飛行士と話そう!~ISS長期滞在ミッション報告会~」を開催しました。報告会では、星出宇宙飛行士自身がミッションの内容を紹介したほか、会場に集まった参加者全員で運動やあやとりを行い、地上と宇宙での身体の使い方の違いや宇宙であやとりをする際のコツなどを星出宇宙飛行士が解説しました。ロンドンオリンピックのウエイトリフティング女子48kg級で銀メダルを獲得した三宅宏実選手をゲストに迎えたトークショーでは、夢を実現するために大切なことや、普段から心がけていることなどをお互いに語りました。トークショーの後には、星出宇宙飛行士自らがマイクを持って会場内をまわり、子供たちからの質問に答えました。報告会の最後に、星出宇宙飛行士は、会場に集まった子供たちに向けて、「宇宙飛行士になるにはいろんな苦難があった。訓練でもいっぱい失敗した。それを乗り越えてきたからこそ、しっかりとミッションをできたと思う。皆も夢の実現に向けて、どんどんチャレンジしていっぱい失敗をして強くなっていってほしい」とメッセージを送りました。