古川宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)で、宇宙飛行士として国際宇宙ステーション(ISS)の運用に関わる知識・技術の維持・向上訓練を実施する傍らで、地上でのISSの運用業務にも携わっています。
古川宇宙飛行士は、ソユーズTMA-07M宇宙船(33S)が12月21日にISSへドッキングする際に、JSCのミッション・コントロール・センター内にある飛行管制室にて、ソユーズ宇宙船との交信を担当するCAPCOM(Capsule Communicator)を支援する業務にあたりました。
軌道上のクルーとの交信において、地上側はCAPCOMが窓口となります。また、自身の経験から軌道上のクルーの立場が理解し易いという考えで、CAPCOMのポジションに宇宙飛行士が就くことは多くあります。CAPCOMは、クルーとの音声での交信のほか、他の地上局と軌道上のクルーの交信を支援・調整する役割も務めます。