10月5日、油井宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に第44次/第45次長期滞在クルーとして滞在することが決定しました。
滞在時期は、2015年6月頃から約6ヶ月間の予定で、打上げ、帰還ともにロシアのソユーズ宇宙船に搭乗する予定です。
ISS長期滞在決定後、油井宇宙飛行士が現在滞在中の米国ヒューストンのJAXA駐在員事務所とJAXA東京事務所を繋ぎ、油井宇宙飛行士は記者会見を行いました。
会見の冒頭で油井宇宙飛行士は、ミッションにアサインされた今の心境や今後に向けた抱負、これまで支えてきてくれた人々への感謝を述べました。
油井宇宙飛行士は、報道関係者からの質問に答える中で、自身が宇宙飛行士候補者に選ばれた当時の会見で目標を語る中で発した"中年の星"という言葉を引用し、「まだ6等星レベルであり、これから頑張って立派にミッションをやり遂げて、将来的には1等星として、空に燦然と輝けるような"中年の星"になりたい」と、ミッションへの意気込みを語りました。また、候補者として選ばれてから現在に至るまでを、「最初は、宇宙飛行士になることが非常に遠い目標に思えたが、ひとつひとつ積み重ねたら宇宙飛行士になることができた」と振り返り、「先輩方と同様に仕事ができるようになることは、非常に遠い目標に思えるが、自分がやるべきことをひとつひとつやっていけば、少しずつ先輩方に近づいて行けるのではないか。そのように思っている」と、長期滞在に向けた自らの心構えを語りました。