国際宇宙ステーション(ISS)に第28次/第29次長期滞在クルーとして長期滞在していた古川宇宙飛行士が、11月22日に帰還しました。
古川宇宙飛行士は医師としての専門知識や科学者としての視点を活かし、「きぼう」日本実験棟での科学実験や医学実験のほか、各国際パートナーの実験やISSの運用に精力的に取り組みました。
古川宇宙飛行士の帰還に際して、野口宇宙飛行士が古川宇宙飛行士をサポートするためカザフスタン共和国にて待機していました。着陸地点までヘリコプターに搭乗して向かった野口宇宙飛行士は、着陸したソユーズ宇宙船の帰還モジュールから古川宇宙飛行士が運び出された直後から古川宇宙飛行士に付き添い、カザフスタン共和国のクスタナイ空港まで同行しました。
日本の関係者、国際機関関係者(米国、カナダ、欧州、ロシア)の皆さまからのご支援、そして多くの皆さまからの応援に支えられ、約5ヶ月半の国際宇宙ステーション(ISS)での任務を無事終えることができました。ありがとうございます。
ISS長期滞在中は、最後のスペースシャトルを迎えたり、様々な科学実験や医学実験を行うことができました。最初から全てにおいて100%うまくいったわけではありませんが、長期滞在をともにした米国・ロシアのクルーや地上の管制官とのチームワークで乗り切ることができました。
今後、2012年夏の星出、2013年末の若田と、日本人宇宙飛行士のISS長期滞在が予定されています。引き続き、皆さまからの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
私自身はまず2012年1月に日本に一時帰国し、今回の飛行を皆さまにご報告する機会を楽しみにしております。