大西宇宙飛行士は、第15回NASA極限環境ミッション運用(NASA Extreme Environment Mission Operations: NEEMO)訓練に参加しました。
NEEMO訓練は、米国フロリダ州沖合の海底約20mに設置された「アクエリアス」と呼ばれる海底研究施設内で生活を行い、宇宙飛行に似た極限環境下で国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションなどで必要となるリーダシップやチームワーク、自己管理などの能力を向上させるとともに、ISSおよび有人による惑星探査に向けた新技術・ミッション運用技術の開発などを目的として実施するものです。
今回のNEEMO15では将来の小惑星探査を想定し、海中で微小重力を模擬することにより、小惑星上での移動手段や岩石・土壌サンプルの収集手段について検証を行いました。また、プライバシーのほとんどない閉鎖環境での生活を通して、クルー同士の助け合いや気配り、地上とクルーの間の円滑なコミュニケーションなど、多くのことを学びました。
なお、油井、金井両宇宙飛行士は、NASAジョンソン宇宙センター(JSC)にて各自の訓練カリキュラムに沿って訓練を実施しました。