若田宇宙飛行士は、東京都千代田区の丸ビルホール&コンファレンススクエアにて開催された「国際宇宙ステーション利用シンポジウム~日本の復興・再生に向けた貢献~」に参加しました。
シンポジウムでは、国際宇宙ステーション(ISS)計画で培った安全管理や危機管理、ISSが備える様々な技術を、これからの日本の復興・再生や安全な社会創りにどのように役立たせるのか、講演やパネルディスカッションを通して、シンポジウムに参加した一般の方々も含めて意見交換を行いました。
パネルディスカッションにおいて、若田宇宙飛行士は、危機に直面した際の情報共有のあり方について、「リスクがどこにあるか、正確なデータを共有して信頼関係を築くことが大切」と、自身のISS長期滞在時に地上の管制官とのコミュニケーションにおいて認識した情報共有の大切さを重ね合わせて語りました。この他にも、安全設計やリーダーシップを論点に、立場や経験の違う他のパネラーとともに深い議論を交わしました。