古川宇宙飛行士が宇宙へと旅立ち、国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在を開始したソユーズ宇宙船(27S)の打上げ/ドッキングに際し、若田宇宙飛行士と野口宇宙飛行士は、ロシアおよびカザフスタン共和国において、様々なサポート業務を行いました。
野口宇宙飛行士は、自身のソユーズ搭乗の経験を基に、バイコヌール宇宙基地を取材に訪れた報道陣に対して打上げ解説を行うとともに、打上げ後、「12年間の訓練が報われました。宇宙は行ってみると、最初は長く感じますが、途中からはあっという間です。ペースをつかむまでは、ひとつひとつ丁寧に、そして後半は、やりたいことがあれば、やったほうがいい。」と古川宇宙飛行士へエールを送りました。
打上げから2日後、古川宇宙飛行士ら27SクルーのISS入室を見届けた直後、報道関係者らの取材に応じた若田宇宙飛行士は、「古川宇宙飛行士をはじめ、27Sクルーが無事にISSに着いたことを嬉しく思います。古川宇宙飛行士はソユーズ宇宙船のフライトエンジニアとして非常に素晴らしい仕事をしてくれていますし、日本人宇宙飛行士として誇りに思います。」と古川宇宙飛行士へ賛辞を送りました。
また、打上げ前日、古川宇宙飛行士と同期であり、米国ヒューストンで自身のISS長期滞在に向けた訓練に励む星出宇宙飛行士が、「明日の打上げを控え、宇宙飛行士の同期として大変うれしく思います。約半年にわたる長期滞在のマラソンも、全力で走りそうですが、その合間にも地球の美しさを感じてください。土産話を楽しみにしています。」と、メッセージを寄せました。