若田宇宙飛行士は、フランスのパリにある国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部にて、国際宇宙連盟(International Astronautical Federation: IAF)の60周年を記念して開催されたセレモニーとメディアイベントに参加しました。
メディアイベントの冒頭で、若田宇宙飛行士は、IAFへの日本の貢献について語るとともに、東日本大震災の被災者の方々へのお見舞いの言葉を述べ、震災への日本の衛星技術の貢献について語りました。
若田宇宙飛行士は、各国の報道関係者から質問を受け、宇宙における経験のうち、人々と共有したいものを聞かれると、地球の美しさを挙げ、「初めて宇宙から地球を見たときに、この美しい惑星に生を得た事に大きな幸運を感じるとともに、地球の環境を人類は守っていく責任があると感じた。」と語りました。また、宇宙開発の歴史を振り返り、「ガガーリンなどの偉大な先人、またその活動を支える多くの人々のおかげで、成り立っている。感謝したい。」と語りました。