国際宇宙ステーション(ISS)の第26次/第27次長期滞在クルー(25Sクルー)のバックアップクルー(交代要員)に任命されていた古川宇宙飛行士は、12月16日に25Sクルーが搭乗したソユーズTMA-20宇宙船(25S)が打ち上げられる直前まで、25Sクルーと行動をともにし、バックアップクルーとしての任務を全うしました。
古川宇宙飛行士らバックアップクルーは、最終評価試験が行われたロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)から、25Sクルーとともに、ソユーズ宇宙船の打上げ地であるカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地に移動し、25Sクルーの打上げ直前まで、交代要員として最終訓練や飛行計画の確認を行うとともに、医学検査を受け、万が一25Sクルーに代わって飛行することになった場合でも対応できるよう、万全の状態を維持しました。
また、ソユーズ宇宙船の搭乗経験を持つ野口宇宙飛行士もバイコヌールに移動し、自身の経験を活かして古川宇宙飛行士をサポートしました。
古川宇宙飛行士は、25Sクルーのバックアップクルーの任を解かれ、現在は自身のミッションである第28次/第29次長期滞在に向けて訓練に励んでいます。