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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2010年12月

古川宇宙飛行士、25Sバックアップクルーとしての任務を完了

最終更新日:2011年1月26日

写真:打上げ前最後の記者会見を行う25Sクルーとバックアップクルー

打上げ前最後の記者会見を行う25Sクルーとバックアップクルー(出典:JAXA/NASA/Carla Cioffi)

国際宇宙ステーション(ISS)の第26次/第27次長期滞在クルー(25Sクルー)のバックアップクルー(交代要員)に任命されていた古川宇宙飛行士は、12月16日に25Sクルーが搭乗したソユーズTMA-20宇宙船(25S)が打ち上げられる直前まで、25Sクルーと行動をともにし、バックアップクルーとしての任務を全うしました。

古川宇宙飛行士らバックアップクルーは、最終評価試験が行われたロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)から、25Sクルーとともに、ソユーズ宇宙船の打上げ地であるカザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地に移動し、25Sクルーの打上げ直前まで、交代要員として最終訓練や飛行計画の確認を行うとともに、医学検査を受け、万が一25Sクルーに代わって飛行することになった場合でも対応できるよう、万全の状態を維持しました。

また、ソユーズ宇宙船の搭乗経験を持つ野口宇宙飛行士もバイコヌールに移動し、自身の経験を活かして古川宇宙飛行士をサポートしました。

古川宇宙飛行士は、25Sクルーのバックアップクルーの任を解かれ、現在は自身のミッションである第28次/第29次長期滞在に向けて訓練に励んでいます。

古川宇宙飛行士がバックアップクルーを務めたソユーズ宇宙船の打上げの際には、古川さんが万が一、急遽、ソユーズに搭乗することになった場合に備えて、打上げ射場となるバイコヌールに赴き、支援業務にあたりました。このバイコヌールはまさに自分自身がちょうど1年前、ソユーズ宇宙船(21S)で約5ヶ月半の宇宙滞在に旅立った場所であり、厳しい寒さとともに懐かしさがよみがえってきました。古川さんの本番の打上げまでいよいよ残り数ヶ月となりました。自身のフライトでも皆さんの応援がとても心強かったことを覚えています。古川宇宙飛行士への応援、よろしくお願いします。

 
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