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JAXA宇宙飛行士活動レポート 2010年8月

ロシアでのISS長期滞在訓練

最終更新日:2010年9月28日

国際宇宙ステーション(ISS)の第28次/第29次長期滞在クルーである古川宇宙飛行士は、ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センター(Gagarin Cosmonaut Training Center: GCTC)にて、ソユーズ宇宙船とISSのロシアモジュールに関わる訓練を行いました。

古川宇宙飛行士は、ISSへの接近時や地上への帰還時に、ソユーズ宇宙船を手動で操縦する方法をシミュレータを使用して確認しました。そのほか、ISSのロシアモジュールで火災や急減圧などの緊急事態が起きた際の対応手順や、緊急時にソユーズ宇宙船で脱出する手順について訓練を行いました。また、新型のソユーズ宇宙船の姿勢制御システムと帰還制御システムについても訓練を行いました。

第32次/第33次長期滞在クルーの星出宇宙飛行士は、ロシアでの訓練およびISS長期滞在中にロシア語で円滑にコミュニケーションが取れるよう、ロシア語能力の向上を目的とし、モスクワで没入型ロシア語訓練を行いました。



モスクワでは約4週間ホームステイし、集中的にロシア語を学びました。密度の濃いロシア語の授業のほか、訓練プログラムの一環としてモスクワ市内でロシアの歴史や文化も学ぶ機会もありました。これらは今後のロシアでの訓練やISS長期滞在中にクルーや地上とのコミュニケーションをスムーズに行う上で大事になります。引き続きさらに向上するよう、継続して訓練を行います。

 
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